吉野川河口の自然と道路橋建設 その6
「市民が力を合わせて、吉野川河口を日本初の河川のラムサール登録地に」(9分)
特色のある広大な汽水域であること、絶滅のおそれのある生物の生息場所であること、魚類の産卵場所であることなど、吉野川河口域は湿地保護のための国際条約であるラムサール条約の登録地として複数の条件を満たしています。日本の河口の本来の姿を保っている吉野川河口を、ラムサール条約湿地として登録して保全していくための今後の課題や、取り組みについてお話しいただきました。
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井口さんたちが実施したアンケート調査では、多くの住民が吉野川河口の広々とした景観に愛着を感じているにもかかわらず、半数の人は橋の建設計画を知らず、橋の必要性には疑問を感じている人が多いということが明らかになりました。また、四国横断自動車道の環境アセスメントでは各開発事業の複合的な影響については評価していないといった問題点もあります。そうした現状や問題を踏まえて、井口さんたちが国や県に対して求めている対策や代替案などについてお話しいただきました。
吉野川河口の自然を脅かしている開発事業としては、住民投票で注目された河口堰の建設計画が全国的に知られていますが、そのほかにも海岸の埋め立て事業が進行中で、第1期工事はすでに完成し、第2期工事が始まっています。さらに、昨年着工された東環状大橋(仮称)と、最も河口に計画されている四国横断自動車道の2本の橋が、河口干潟を取り囲むように建設される予定です。このような開発は、吉野川河口域の生態系にどのような影響を与えるのでしょうか。
とくしま自然観察の会の井口利枝子さんは、自然観察会や、子供たちに自然の大切さを伝えるための人形劇の上演など、吉野川河口の自然を守るためのさまざまな活動に取り組んでいます。地元での活動の様子や人々の反応、そして地元の人たちの吉野川河口への思いなどについて伺いました。
シオマネキや、ルイスハンミョウなど、絶滅が心配されている生物を始め、遠くシベリアやオーストラリアから渡ってくるシギ・チドリ類など、吉野川河口に棲む生き物たちについて、吉野川で自然観察会などの保護活動を続けている井口利枝子さんと、鳥類の専門家であるWWFジャパンの花輪伸一さんに解説していただきました。
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