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2007年11月23日 (金)

中池見湿地―開発から守られた里山の自然―(1)

中池見湿地(1).m4vをダウンロード

Sp0062  福井県敦賀市の東にある中池見湿地、そこは三方を山に囲まれた25ヘクタールほどの小さな湿原です。しかし、そこは70種類ものトンボが生息する日本屈指のトンボの生息地であり、ゲンゴロウやドジョウが泳ぎ、四季折々の野草が花咲く、かつては日本中いたる所で見られた里山の自然が豊かに残されています。しかも、その地下には10万年の歴史を秘めた深さ40メートルもの泥炭層が堆積していて、世界的にも珍しい貴重な場所なのです。
 1980年代には敦賀市によって工業団地構想が策定され、1992年に大阪ガスが液化天然ガス基地の建設計画を発表。中池見湿地は開発による自然破壊の危機に直面しました。しかし、中池見湿地の保護を訴える地元の自然保護団体の活動が実を結び、2002年に大阪ガスは計画の中止を決定。保有していた土地を敦賀市に寄付し、中池見湿地は保全されることになりました。地元団体はさらにこの湿地がラムサール条約に登録されるよう活動を続けています。
 今回のエコロジー特集では、長年にわたって中池見湿地の保護活動を担ってきたウエットランド中池見の笹木智恵子さんに、現地をご案内いただきながら、中池見湿地の魅力や保全に至る経緯などについてお話をうかがいました。(2007年7月収録)

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