中池見湿地―開発から守られた里山の自然―(5)
中池見湿地特集の最終回。中池見湿地の南側、大阪ガスが整備した環境保全エリア「人と自然のふれあいの里」で、液化天然ガス基地建設計画の策定から保全決定に至るまでの経緯や、トラスト運動などの保護活動の歩み、そしてラムサール条約湿地登録に向けた今後の抱負などについてお話しいただきました。
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湿地の中央部でオオヨシキリの鳴き声を聞きながら、野鳥の話やボランティアによる保全活動についてうかがいました。笹木さんたちは「中池見にクイを残そう!?キャンペーン」として、水路の土留めに使う杭や板を購入するためのカンパを募集しています。ぜひご協力ください。
中池見湿地にはところどころに大昔の杉の切り株「根木」が残っています。戦国時代は杉の生い茂る沼地だった中池見は、江戸時代から田んぼの開拓が始まりました。大きな切り株はそのなごりです。さらにカヤネズミの巣や、ザリガニの駆除の様子を見ながら、背の高いヨシ原の中を進んでいきます。
湿地北側の山すその道を歩きながら、絶滅危惧種のオオアカウキクサを始め、ガマやトンボなど、中池見で特徴的な植物や昆虫について解説していただきました。地元で「トトロの木」と呼ばれているハゼノキの大木や、笹木さんの「とっておきの場所」もご紹介します。
福井県敦賀市の東にある中池見湿地、そこは三方を山に囲まれた25ヘクタールほどの小さな湿原です。しかし、そこは70種類ものトンボが生息する日本屈指のトンボの生息地であり、ゲンゴロウやドジョウが泳ぎ、四季折々の野草が花咲く、かつては日本中いたる所で見られた里山の自然が豊かに残されています。しかも、その地下には10万年の歴史を秘めた深さ40メートルもの泥炭層が堆積していて、世界的にも珍しい貴重な場所なのです。
バードウォッチングの名所である「鷹見台」で、野鳥を始めとした渡良瀬遊水池の動植物の状況や、第2調節地掘削計画の問題点について、一色安義さんに説明していただきました。
渡良瀬遊水池内の人工湖である谷中湖を望むウォッチングタワーから、谷中湖の水質悪化の問題などについて、Part 2に引き続き日本野鳥の会茨城県支部の一色安義さんにお話しいただきました。
Part2では、日本野鳥の会茨城県支部の一色安義さんに、足尾鉱毒事件から始まる渡良瀬遊水池の歴史や、遊水池の治水機能などについて解説していただきました。
栃木県の渡良瀬遊水池は、日本初の公害事件として知られている「足尾鉱毒事件」が起こった場所です。悲劇的な事件から100年経った今、そこは本州最大のヨシ原として稀少な動植物の宝庫となり、歴史的にも自然保護においても貴重な場所となっています。国際的にも重要な湿地としてラムサール条約への登録が期待される一方で、遊水池内の人工湖である谷中湖の水質悪化や、貯水容量を増やすための新たな掘削計画が、遊水池の自然の将来に影を落としています。
有明海再生に関する審議を行ってきた有明海・八代海総合評価調査委員会は、この座談会を収録した2007年12月20日に最終報告を取りまとめました。有明海再生の中心課題となるべき諫早湾干拓事業について、まったく触れずじまいの報告書に、諫早湾の開門調査を提言したノリ第三者委員会の委員であった東さんは、評価委員会にはパトスが感じられないと厳しく批判します。
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